日本脳炎ワクチンの予防接種について

日本脳炎のワクチンは、今は小児科クリニックなどで接種しますが、小学生の頃は学校の保健室にお医者さんがきて、並んで順番に打ってもらったのを覚えてます。記憶は曖昧ですが、確かガラス製の注射器だったような気がします。当然、現在みたいに使い捨てではなかったため、注射針はさすがに連続使用はしていなかったとしても消毒して再使用していたことでしょう。今じゃ考えられないことですね。もしかしたら、それが原因で肝炎とか場合によってはHIVに感染していたかもしれません。

日本脳炎は、ホントにワクチン打たなきゃいけないくらい感染しやすい病気なの?とか、こんなに何回も接種するために病院に来なきゃいけない病気なの?と思いがちですが、実は日本脳炎は今でも年間10人前後がかかり、そのうち半数が死亡してる感染症のようです。発症人数は少ないですが、確実に日本にある感染症なので、怖いです。しかも致死率も高い。

かかりつけのクリニックの先生に言われたことは、この病気はヒトからヒトにはうつらず、蚊が媒介していて、感染しているブタの血を蚊が吸って、その蚊がヒトの血を吸うときに感染するようです。なので、養豚場が多い西日本、特に九州地方に引っ越す人や、九州地方を訪れる頻度が高い人は特にワクチンを受けなければダメとのことです。蚊がヒトを殺してしまうと思うとおかしく思いますが、マラリアなどの病気もそうですね。実は怖い虫なのです。

ちなみに接種回数が多いんですよね。合計4回もあって、しかも1年後とか、小学3年生でとか言われても、忘れてしまいますよね。かかりつけ医の先生は母子手帳に忘れないように書いてくれてますが、何年も経つとそれ自体を忘れてしまいがちです。ただ、私が住んでいる自治体はその年齢になるとリマインドハガキを送ってくれるので忘れずにすみます。たすかってます!