MMRワクチンについて

日本で30年くらい前に実施されてたワクチンです。私も受けたはずです。以前にも投稿しましたが、改めて思いがあったのでいいます。

MMR(麻疹、おたふくかぜ、風疹)混合ワクチンです。その中のおたふくかぜの成分が原因で髄膜炎がとても多く発症したそうです。それでおたふくかぜ成分を外したMR(麻疹風疹)ワクチンができたようです。

おたふくかぜワクチンはおそらく、その後安全に安全を考えて精製されたことでしょう。現在クリニックなどで接種されているおたふくかぜワクチンは間違いなく安全安心なもののハズです。なのに、なぜ任意接種のままなのか・・・。

あとから出てきたロタウイルスワクチンも定期接種になったのに、なぜかこのワクチンだけずっと任意接種でお金がかかってしまう。ワクチンで防ぐことができる病気なので、やっぱりすべての子どもに受ける権利があるし、受けささなきゃいけないですよね。ここで経済格差が出てきてしまうんです。標準的な値段は5000円前後で、決して安くはないです。しかも任意接種という名前がついている、、、任意というのは、受けるか受けないかはあなたに任せますよ、義務ではありませんよ、という意味にとらえられがちですが、このワクチンも義務です。

現在、海外では麻疹、おたふくかぜ、風疹に水痘を加えたMMRVワクチンを接種しているようです。

これもこの間投稿しましたが、5種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、ヒブ)が出ていますし、乳幼児にとってはもちろん親御さんとしても、一気に注射される数が減るだけでも身体的、精神的負担は少なくなるはずです。

また、お医者さん、看護師さんにとってもワクチン間違いが減るので、すごくいいと思うんですが、皆様はどう思われますか?

海外では自然にかかった麻疹患者が激減したため、これはこれでいいんですが、ひとたび麻疹患者が出る(海外から持ち込まれることも)と、大流行を起こしてしまった。なので、ワクチンは徹底的に義務付けられ、ワクチン接種証明がないと入国させないし、自国民は接種してないと幼稚園や小学校に入学拒否されるそうです。日本では考えられないことですが、世界では常識のようです!

今後さらにグローバル化は進み、将来海外企業で働いたり、留学する人は多くなるでしょう。

私の子どもも近い未来に言い出すかもしれません。ちゃんとワクチン接種してるので大丈夫だとは思いますが。いつまでも日本はワクチンで世界に遅れをとってる場合ではありません。

おたふくかぜの予防接種について

2020年10月からロタウイルスワクチンがお金のかからない定期接種になり、お金がかかるのは任意接種は、おたふくかぜワクチンのみとなりました。なぜおたふくかぜの予防接種だけ公費にならないのでしょうか・・・

少し調べてみると、麻疹・風疹・おたふくかぜ混合ワクチンが存在した時代に髄膜炎の副反応が出る子どもの患者さんが多く、接種中止になってしまったとのことです。そのため、おたふくかぜのみを独立させたワクチンを作ったのだけれども、それっきりおたふくかぜワクチンはお金のかかる任意接種のままとなったようです。ちなみに、麻疹・風疹ワクチンは確か5年前に定期接種になりました。

おたふくかぜワクチンが任意接種のままなのは、どういった理由があるのかわかりませんが、厚生労働省が文句をたくさん言われて意固地になっているのか、なにか政治的な側面があるのかはわかりませんでした。理由はともあれ、おたふくかぜを防ぐための予防接種にお金がかからない時代が来ることを願うばかりです。

 

ちなみに、おたふくかぜを罹ってしまったら、精巣炎や脳炎を起こしてしまうということもネットに書いてました。私は小さい時に罹ってしまいましたが、まさにおたふく顔!両方のホッペが(正確には耳下腺という、耳たぶのすぐ下のあたりらしいです)カンカンに腫れて、痛くてどうしようもない。唾液が出るだけで非常に痛むので、食事が摂れない。そもそも口が普段の1/3くらいしか痛くて開けられない。

4~5日で治まるとはいえ、もう痛みで眠れない日々を過ごしたのを覚えてます。お腹も空くし、地獄の日々だったのが記憶に残っています。

 

お金がかかるとはいえ、任意接種は受けなくてもいいワクチンでは決してありません。受けなければならないと考えるべきだと思います。また、自然のウイルスに罹ってしまえばより強い免疫力がつく、という考えも合併症や後遺症があるという点で間違っていると言えるでしょう。これはおたふくかぜワクチンだけではなく、ワクチン全般に言えることですね。

近い将来、おたふくかぜワクチンも定期接種になってほしいと思います。私たちの子どもはもとより、世界中の子どもの安全、命を守るため、予防に勝る治療はないと思います。日本政府、厚生労働省にはがんばっていただきたいです!